平凡な毎日 代わり映えしない今日 健康とたまにある小さな幸せ これでいいんだって これがいいんだって 言い聞かせながら少し寄り道 褒められた日のルーティン お決まりのご褒美 貴族気分で成城石井に寄って 背伸びしたつまみと プレミアム缶酎ハイ 片手に四畳半へ急いでく 今日も同じ道の端っこで ユラユラタンポポが咲いている いつもの自販機と いつもの駐輪場 いつもの俺の自転車 あれ、なんだこれ ...? Wallet on the bicycle saddle 盗りたいけど盗れない 絶妙に迷う残高 42000 円 Ah Wallet on the bicycle saddle なぜ俺のチャリ ? もしかして モニタリングされてるのかな Ah ワインレッドの財布 病院の職員証 まさか看護師 ? 名前は「あおい」っていうんだね そう言われてみれば 心なしかいい匂い ロングヘアかショートか 膨らむ夢 これは俺に盗って欲しいのか それとも 何かの SOS か まだ知らない君との未来を 想像して ふいに探るサイドポケット あれ、なんだこれ ... Donor card in the side pocket 絶対にええ奴やん 1 つでも多くの命助けたいんだね Ah Donor card in the side pocket 医療従事者の鏡 ねえ、あおい。 きっと君は俺の天使さ 思えばありきたりな人生を 選んでた そんな俺に 君が光をくれたんだ 君を守るよ ラブホテルの レシートあったけど 気にしないよ 今すぐに届けよう この財布と俺の気持ちを Now I start pedaling bicycle 交番目指し急ぐ ポケットに連絡先を忍ばせたら Older man at police station 4,50 代のおっちゃん 俺の手見て「ありがとう」って ハグしてきた Ah いやガッカリはしてない まじでよかったと思う よかったな まじよかったな 本当よかったな よかったな やっぱ盗っておけばよかったな 絶対あおいって顔じゃねーだろ