「通りゃんせ 人間の隘路 幾星霜 結べ 結べ 来来世 何処かで逢える迄 鳴いておくれ 」 魂に綻び 宿る情に 揺る天鵞絨 振り出しには 今更 戻れやしないわ 魔魔魔 未だ未だ 君が はらはら 脳裏 消えない 消えない 消えないの 痛いくらい 絡まる想いは まるで妖そのものさ 離れ離れる程強く 嗚呼 この願い固結びの様に 君に 唄う 唄う 唄う 応えなんて無くたつて 構わない 命 呪う 呪う 呪う 九十九の愛 喰らつた 想いの函 「通りゃんせ 人間の隘路 幾星霜 結べ 結べ 来来世 何処かで逢える迄 鳴いておくれ 」 時で凪いだ瘡蓋 然れど残る傷跡 ねぇ 何の為此処に在るか 意味を頂戴 こんな現に朽ちぬ身窶して もう途方も無い事ばかり 縋る縋る契だけが 嗚呼 あの温もりを 残している 君に 唄う 唄う 唄う 応えなんて無くたつて 構わない 命 呪う 呪う 呪う 九十九の愛に誘われた 神さま 今も 私 君を想う 貰った碧の天鵞絨 また 羽織るの もし もう一度 巡るのなら 繋いだ手 離さないよ 死んでも 「通りゃんせ 人間の隘路 幾星霜 結べ 結べ 来来世 何処かで逢える迄 鳴いておくれ 」