スチールラックに並べた朝顔 水をあげなきゃ枯れてしまうのに そのドアの先は果ての無い宇宙 そこにいた私は貴方にとって何なの ローチェストに詰まった服の中から お気に入りだったジーンズだけ 見つからない 愛想を尽かしたの、 それとも尽かされたの その場でもう一度言って 誰かのせいにしないで 時間はもう戻らないから もう今更 またこれから やり直そうよなんて 本気では言ってないよね 例えば愛情がまだ残っているなら このまま二人の思い出を 大事にしたまま出てって スチールラックに枯らした朝顔 水をあげなかったせいよね 笑顔を素直に認められない そんな風に変わったのはいつから ローチェストに詰まった服の中には 大切に折ったスカーフが息を 殺している 愛想を尽かしたの、 それとも尽かされたの 探してばかりいないで 一つは大事にして 時間はもう戻らないから もう今更 またこれから やり直せるよなんて本気では 思ってないよね 不確かになった 関係とその脆い自由から 戻らない時間の煌きを探せばいいよ どうしたって開かなかった あのドアの鍵は元から 無かったんじゃないかな ねえ、もう一度貴方が押して 私が引けば良かったんだって ただきっとそれだけの話なんだよ