あなたと目があった瞬間 体を揺さぶるような鼓動 ままならない渇き 癒すように 不思議な香りに誘われ 触れるものすべて飲み込む 滝壺のような黒く長い髪 その奥の秘密かきわけ 気づけば戻れないとこまできてた 我にかえり、 白いシャツすごく汗ばんでる からむ指先、 なんだかとても 怖ろしいことしてる? 震える体をしずめ 飛び込む 暗いトンネルへ 手も足もちぎれてしまいそう それでも夢中で駆け抜けてく むせる匂い、薄れゆく意識の中で からむ指先、今度はそれを握り返す 溶ける最中、嘘のように安らぐ気分 これは昔、 なんだかとても 怖ろしいことだったかしら?