白い夏の制服に 切なさを隠して 海岸(うみ)を見てる横顔に 不意にキスをしたの ずっと友だちだったね 恋人になれずに 風は南よ キミも少しは優しくしなさい… 困ったひとね 涙ふくから 横向いてて 好きと書いて名を消した 駅の伝言板 気づかないで過ぎてゆく 背中 毎日(いつも)見てた けんかばかりしていたね 気持と うらはらに 風は南よ 夏の気配は 淋しさまじりね 知らん顔して 指笛吹くの つき合えない 風は南よ 答えはいいの… 胸の片隅で 頬にキスした 友だちいたと憶えててね 風は南よ キミも少しは優しくしなさい… 困ったひとね 涙ふくから ひとりにして