ハイチーズ 笑ってほしいよダーリン 夜中の3時を回ったとこ 悩み疲れた これ以上無理 窓開けたら秋の風ヒューだ 地面に小さい赤黄の星 舞い上がり遠い冬に会釈を 辻褄合わせるだけで暮れてく人生 困るよ 大人って子供さ 駄々こねたり 他人に分からぬ訳で泣いたり 整理もできないカメラロールには いつかの 青くて酸っぱい恥ずい写真 君が撮ったのか変な笑顔 慌ててオフった闇に落ちる涙 もっと恥ずい 困るよ 天才写真家 時を超え伝える 見切れ 赤い目 ブレブレも その全てが今 笑えるのでした ハイチーズ 笑ってほしいよダーリン 君の声が今でも 舞い散る落ち葉のように 積もったまま 何故か枯れない 臨海公園 スーパー銭湯 ちゃっちいホテル なんとかランド 墓参りとか 朝焼けの海も 蘇る 悲しい朝から 一緒にサボった午後さえ 君はいっつもシャッターチャンス ずっと可愛かったよ あの頃も悩みは尽きなかったのに 潰れちゃった店 逝っちゃった人 そこでちゃんと笑ってました ハイチーズ 笑ってほしいよダーリン 君の色は今でも 咲きたての野ばらのように キラったまま 何故か褪せない この世に要らない人間って気がして そんなもんでしょうの顔してみても 困り続ける 一生そうだろう 愛とか幸せ そんなもんが誰かと同じ訳ないよ 忘れないでねって 変わらない笑顔が騒ぎ続けてる ハイチーズ 笑ってほしいよダーリン ひとひらの写真に響く 今が必死なほど ちゃんといつか笑える 幻のくせに 何故か消えない あと少しこっちおいで もう少し角度変えて 今だけ恥ずかしがんないで ハイチーズ 笑ってほしいよダーリン