夜空を見上ぐれば 星空の銀河がある その銀河の 遥か彼方に 母なる銀河がある その星の一つに 私は生まれた 今はまだ名も知らぬその星は 私をこの地球に送った 星よ、星 母なる星よ なにゆえに 私はこの地球に生まれ落ちたのか この破壊と闘争の星に 愛を持ち来たらすことが なぜ こんなにも難しいのか 人間の一人として生まれて 私は己れの 未熟なるに涙する 人には「心」があることすら 伝えられない 魂に「善悪」があることすら 伝えられない せめて時代の北極星たらん 変わりゆく世界の中で まだ「常」なるものがあると 人々の胸に さやかにも伝えたい 言の葉の自由の向こうに 「正しさ」があることを 伝えたい ああ 我は異邦人 遥かなる異邦人 ああ 誰か知らんや 千丈の海の底の 我が魂の叫びを