生まれて来る子達には この歌は聞かせはしないだろう 鍵をかけて 見えない何処かへ 私にだけ許された 幸せな悩みみたいなもんだよ 迷っちゃうよね 困ってしまうよね アルバムに日付を入れて 両手が塞がってる僕が座ってる この家を出る時に渡す アルバムを作ってる お揃いのモノをあげて お揃いなのに羨ましがって あげたモノは同じで 同じなのに羨ましがって 「ねぇねぇ パパ聞いて」 「お姉ちゃんのお下がりはやめて」 みたいな事を言って 背を向けられてしまうだろう 「もし私が選べるなら 頬をふくらせ わがままをずっと 口にしても許される 次に生まれて来る子になりたいな」 お揃いのモノをあげて 2人の喜ぶ顔が見たくて 分かったような気がした 心もすぐに変わっていくのに ノイズの走った景色も 振り返った時 色が付いて 走ってく2人の背中を見るんだろう 「ここに生まれて来れて 私良かったわ」