ここからならこの町が 見下ろせるから 二人の目に焼き付けておこうかと 海に面したこの町が 見下ろせるから 二人の目に焼き付けておこうかと この町から飛び出して やって行くんだ 君の瞳に夕空が映ってる 二人だけで飛び出して やって行くんだ 瞳の奥焼き付けて おかなきゃ おかなきゃ すべてなくしてもいいよ 二人で愛をつかむためならいい 明日の明け方 電車に乗るまえに ぼく泣いちゃうよ きっと泣いちゃうよ すりきれそうな 心抱きしめたままぼくら みかん食べた 夜更けの海岸で すりきれそうな 心抱きしめたままぼくら 缶お茶飲んだ 夜明けのホームで ぼくらはただ生まれたての ひよこみたいで ホントのこと何一つ知らなくて 小さな肩寄せあって温めあえば 何だかもう満たされた 気がした 気がした 星も見えない街へと 二人電車に飛び乗ったとたんに 眠りこけて目覚めたらおどろいた 荷物がないよ 荷物がないよ すりきれそうな 心抱きしめたままぼくら 途方にくれた デパートの屋上で すりきれそうな 心抱きしめたままぼくら 電車待ってた 都会のホームで ぼくらはとうに 大人になっているけれど あの景色は焼き付いたままさ 君は酒屋の息子と結婚したけれど あの日の気持ち忘れてないよね