うすれ始めた 音のない部屋 君と夢見た 方舟は既に無く 目覚める者よ 微睡む人よ 時間に巣食う都市よ 藍い引力に 囚われず進む蕾よ 光 伝う先に 旅立つでしょう 綛糸な私を残して 星の降る夜に 月橋を架けた 確かに 確かに そこにいるから 落ちる雫を 彩る星よ 枯れても 枯れても 変わらず一人 浮かぶ 硝子に写る ここは故郷 あの日夢見た 方舟は末を載せ 追われる者よ 微睡む人よ 時間に巣食う都市よ 藍い引力に 囚われて沈む縁よ 恋をしていたこと 気づけぬまま 憧れ 失くしてしまうの 星の降る夜に 月橋を架けた 確かに 確かに そこにいるから 落ちる雫を 彩る星よ 枯れても 枯れても 変わらず一人 ゆかりある君に 月橋を架けた 確かに 確かに そこにいるから 落ちる雫を 彩る星よ 枯れても 枯れても 変わらず一人 浮かぶ