二〇三 偶然にあなたと出会った日 五月の南風は暖かく穏やか 撫でる風が情を生み出したせいか 私はここに居たくなった それから嵐が来た 私はあなたの腕の中に隠れる すべてのわがままをあなたにぶつけ た 喜びか悲しみなのか 今までずっと 一人ぼっちだったけど あなただけは朝まで悲しんでいる 私の傍に居た もう分かっているでしょう 行き来する見知らぬ人たちは 埃を起こしただけ 明日私は遠くへ旅立つ 最後にあなたと手を振った あなたは泣きも引き留めもしない 私に自由をくれた 今までずっと 安定した生活がなかった あなただけは私のために夜の灯を 付けたまま 実はもう分かっているでしょう あたふたする見知らぬ人たちは 徐々に純粋さを失った 歳が過ぎれば どこに身を落ち 着ければいいだろうか こんな優しさにまだ 出会えるだろうか 実は私はもう分かっている あなたにとって私は ただの通りすがりの旅人 実は私はもう分かっている あなたにとって私は ただの通りすがりの 旅人 二零三 那天偶然走进你 五月南风正和煦 也许它的双手太多情 让我想留在这里 后来刮风又下雨 我都躲在你怀里 看着我所有的小脾气 不论快乐或伤心 虽然到现在 还孑然一身 你会陪我默默忧愁到凌晨 其实你知道 来来往往有多少人 只是扬起了灰尘 明天我就要远走 最后和你挥挥手 但你不会哭也不会挽留 给我想要的自由 虽然到现在 还不太安稳 你会为我默默留下一盏灯 其实你知道 匆匆忙忙有多少人 渐渐丢失了单纯 许多年之后 在哪里安身 是否还能拥抱这样的温存 其实我知道 于你而言我只不过是个 匆匆而过的旅人 其实我知道 于你而言我只不过是个 匆匆而过的 旅人