逃げるように帰路につく 俺をめがけて ぶっ刺さった鈍い月光の 傷口から流れて行く どろりどろりと血に替わって やるせないや不甲斐ないが 抑えきれずに流れ出している なんとなくがうんとさ 嫌になることがたまにあってさ 小さな淀みをなくそうとして 大きな愛まで殺しちまうような 何もかも要らないような 何もかも足らないような バカな頭で繰り返し、やり直しては 夜が足りなくなっちまう 痛いのはずっと続くぜ 笑えなくても笑えても 次第にふらついていく いつか見た青春に 思い切り手を振れればいい 路傍でくたばったり 朝焼けをずっと待ったり 正しい手順できっと 大人になって行く クソッタレ共に愛を うるさいぐらいに愛を 歌って行くよ 俺はここにいるよ 躁鬱鬱の塩梅で繰り返す日々さ だから好きでもないけど やめちまうほど嫌いになれずにいる 黙ってロックンロールを 聞いてるのさ シケモクに火をつけるみたいにさ これでも必死なんだぜ そっと昔のあれやこれを 思い出してるんだ 多分意味はないけど 夜明けには溶ける愛を でも確かで強固な愛を 歌って行くのさ そのためのギターだろ 路傍でくたばったり 朝焼けをずっと待ったり 正しい手順できっと 大人になって行く クソッタレ共に愛を うるさいぐらいに愛を 歌って行くよ 俺はここにいるよ