ふと気付いてる 僕は何かのメロディを歌ってる ふと気付いてる それは僕だけの メロディであることに ふと気付いてる それは小さな楽しみだと ふと思い付く そのメロディに歌詞を付けてみる だんだんだんと そのメロディが歌に変わってゆく そしてひとつの僕の歌が完成する この僕の歌をみんなの心に 響かせたい ふるわせたい どうしたら僕の歌をみんなに 聴かせられるだろう? 届けられるだろう? ふと思い付き バンドメンバーを 集めてみることにした ギター・ベースとキーボードと ドラムも集まった ボーカルはもちろん 言うまでもなく この僕でーす! セッションをはじめよう! リズム・ベース音 音が深く重なって この歌の演奏がほら この部屋に響きはじめている はじめはこんな日が来ること 想像もしてなかったけど ひとつのメロディが いくつもの現実を響かせる ライブの当日 緊張は高鳴り 震えたりもしたけれど 終わった後にはある感情が 僕らの胸を駆け巡っていた その曲のCDが 出る日がもう近づいてる この歌がこの街に響き渡るのも もうすぐだろ