あの時僕はこう思ってたんだ 君になにかをしてあげられる せめて歌ぐらいは 唄ってあげられる 僕はギターを持ってたんだし 終わってたんだよ 何もかもが その時からみんな まちがいだらけさ もう行くよ もう何も言えなくなった それから君の好きだった「雪」は 誰かに唄ってもらえばいいさ 今はわかり合おうよって 時じゃないんだ これで少しは気が楽になるだろネ 笑ってたんだよ 心の中で 僕にはそれが聞こえてくるんだ 捨てちまうよ君のくれた物なんて それは小さな物語なのさ 暗い路地に吐き捨ててしまおう だからとどまるよって 言わさなかった そんな君にも罪などありゃしない もういいんだよ それだけで 住んでた町のせいにしちまえばさ サヨナラは 僕の背中にしょって行くさ