今日が終わるのが嬉しくて 助けるふりして言っていた 「独りにならないで」 私はまた嘘を吐いた 笑えてるかわからない 私にだけ打ち明けた だって明日は来なかった あれは何時の写真だろう 誰も私なんて見ないまま 泣いてるの 笑顔のうらで 雪のように死にたい 今すぐに 愛される前の 秘密を暴いてゆく 嗚呼 誰の墓標だろう 悲しむのも最後にしようと さあ 鍵はいらない 彗星がまた消えてく 何処へ行くのかな 捨て去って 自分ごと もう 愛さないで 不器用に解くだけ 今日が続くのが怖かった 何でもないふりして言っていた 零れていくなんて まだ思い出は還らないの そらの色が混ざってく もう死んでいるような気がした 命ばかり灯すのなら 何度でも殺されよう ただ誰もが生きているから嫌いで 今更さ 邪魔だった躯なんて ひとつ 命を撃ちぬいた覚悟に ありがとうと さようならを 雪のように死ぬの 怖くない エンドロールの前に 私を終わらせよう ほら 嘘に意味はあった 結末を知らずにいようと ただ 心を削る 知りたくもない後日譚 みんな同じだった 捨て去って 自分ごと もう 見做さないで 不可解に躓いた 傷跡を残した 辿らないようにそっと 歩き続けて 終りは希望をくれたんだ 枯れた花びらのように 生きた証もないのに 雪のように死ぬよ つらいから 眠ろう 静かに 羽ばたいた鳥は 一人だけの墓標だろう 私は確かに生きてた でも 紫陽花の咲く 季節の前に消えるの 見つけた扉は 捨てられない 痛みだけが 花びらのように 積み重なる 記憶は何処へ行くの アイカ 今日を忘れないで 生きて