生まれながら負いし 罪で在るが故に 倫理、背徳感 恐れる事無かれ 抑え切れぬ衝動からの 語り掛けに身悶える <♪> 鏡映す姿 倒錯するほどに 偽装映し出して 眩暈がするほどに 無神経な貴方達は 何故に「真実だけを」と 映すのか 身をえぐる カタルシス 其れならば いっそ心に添えて この身体 浄化すればいい 拒絶への悲願 進化の啓示 樟脳の香るセルロイド 銀の髪と紅く深いガラスの眼で 作り上げた 似せて非ナル私へ 生まれ変わる時が来ると疑えずに そっと撫でて抱いた 人形(ひとがた)への焦がれ <♪> 人で在るが故の 絶えて消えぬ欲に 比例、加算された 何ガロンもの憂鬱 ずれた価値を責める抑圧 耐え難きし 干渉者よ あと少し 完全な 器へと すげ替えた身体 壊れる日まで 老いる事も無く美しく 拒絶への悲願 進化の繭と 暖かさ棄てたセルロイド 黒のドレスからは ずっと求めていた 細く華奢な四肢がしなやかに伸び 白のレース揺らし そっと歩き出すの 思い描いていた 孤高の創世へ <♪> 銀の髪と紅く深いガラスの眼で 作り上げた 似せて非ナル私を 縛るモノも 責めるモノも 有りはしない 孤独だけが 私癒し続けて往く <♪>