Track byゆうらん船
このままあてもなく 続いてゆくとして 低く屋根を飛ぶ、 熱をもったプロペラが 誰かの涙を乾かす 翼も羽もなく眠っている人よ きらり窓の外、 鉄の鐘のひろがりが 誰かの渇きを潤す だんだん空は掻き曇り 礫のような水しぶき 雷木枯らし訪れて 森も林も掻き分けて 何を預ける? このままあてもなく 続いてゆくとして 低く屋根を飛ぶ、 熱をもったプロペラが 誰かの涙を乾かす