もらった餞別は 取って置こうと決めたはずなのに 茶封筒だけ残った 初めて借りた部屋の 窓開けたらひらり アルバムの上にサクラ 「ちゃん食べているの?」 電話の声に強がって「大丈夫!」 春を呼ぶ風の中 この街で力強く 一歩ずつ踏ん張って 生きてくと決めたんだ 忘れないよ 僕らは夢を語って 見えてない明日さえ楽しんでた 眠りに着く前に どっちが北か確認した後に 布団を敷いたよ 慣れてない電車に揺られ ヒット曲を聞きながら みんな元気かな? 「そっちも楽しいの?」 友達のメール 嘘ついて「最高さ!」 春を呼ぶ風の中 この街で力強く 一歩ずつ踏ん張って 生きてくと決めたんだ 寂しさと人ごみに負けないように 顔上げてあと少し頑張ってみよう 本当は帰りたい 会いたいよ… 帰り道 涙拭いた… 大きな街の中で 何も見つからないまま どれくらい我慢して 大人になるのかな? 忘れないよ あの日決めた約束は 僕らしく君らしく自分らしく いつまでもいつまでも 自分らしく