記憶の独り歩き 探した風の抜け道を 追いかけて 見失った 夕焼けも届かない 暗がりの向こう あふれ出した想いを書き留めて 黄昏に咲かせた 幼い夢 光に寄り添って 心叩くよ 消えてしまう前に ねえ あんな大きな月だって ふたり見上げた花火だって 描いた空想の翼で ひらりら 飛べたんだ 泣いてないフリ 上手くて あの日の僕を見失った 忘れかけの恋 いかないで 行きがけに目を閉じた 洗い立ての匂いにふと よみがえる朝のルーティーン 蝉の声 飛行機 誰かのピアノ 僕らだけの秘密を分け合った 叶うはずないような 願い事 時が経って 自由の意味を知っても 終わらないように ねえ あんな小さな星だって 夜の迷いをくらますんだ すみっこに立った僕だって きらりら 光りたいな 散ってゆく色 集まって セピアの君を染めていった ふたりきりの恋 いかないで 赤や黄色の火花 瞳に映り込んだ あの日と重なって 逸る鼓動 ah 人混み 掻き分けて この手 捕まえて 君とふたり 時を止めて あんな大きな月だって ふたり見上げた花火だって 描いた空想の翼で ひらりら 飛べたんだ 泣いてないフリ 上手くて あの日の君を見失った 忘れかけの恋 ねえ あんな小さな星だって 僕らの未来を照らすんだ すみっこに立った僕だって きらりら 光るから 散ってゆく色 集まって セピアの君は消えていった ふたりきりの恋 いつまでも 輝いて