「愛はいつも いくつかの過ちに 満たされている」 ふたりはいつも 傷つけあってくらした それがふたりの 愛のかたちだと信じた できることなら あなたを殺して あたしも死のうと思った それが愛することだと信じ よろこびにふるえた 愛のくらし 同棲時代 寒い部屋で まぼろしを見てくらした それがふたりの 愛のかたちだと信じた 泣いて狂った あたしを抱いて あなたも静かに泣いてた それが愛することだと信じ よろこびにふるえた 愛のくらし 同棲時代 「もし 愛が美しいものなら それは男と女が犯す この 過ちの美しさに ほかならぬであろう」 それが愛することだと信じ よろこびにふるえた 愛のくらし 同棲時代 「そして 愛がいつも 涙で終わるものなら… それは 愛がもともと 涙の棲家(すみか)だから」