二人暮らした アパートメント 今はどんな人が 暮らしているのか 手探りだった 思い出の日々 ささいなことで 喧嘩をしたね 君はやさしい 言葉を求め 僕は無口の 愛を信じた 不確かな毎日 だったけど やさしげな嘘は つけなかった 二人で写した 一枚の写真 この手に残った 錆びた合鍵 白い封筒に 二つを入れて たき火の炎に そっと投げ入れた 君はやさしい 言葉を求め 僕は無口の 愛を信じた 不確かな毎日 だったけど ひたすら暮らしていた 時だった あれから君は どうしているのか 知るすべさえも 今はないけど 時が来て 葡萄の実が落ちた 肌寒い風が 吹き抜けてた