俯いて 右左 1つ2つ 窮鼠を捜す 鉛の瞳 手に取る不幸は傷つくために それなら僕に何ができるの? ああ 世界はナンセンスな絵皿 解のない数式が正体の 愛とかいう化け物に 今日をとらわれている 鍵のついた心に 意味のない言葉を投げる 信じ合った記憶と 片や 君は目を細める猫だ もうどこかの猫だ 量子スケールにおける話 君はどんな夢を見るだろう 確かめようないものを 気にしてしまう 誰かみたいね 疑惑のラベリング 偶発が所以? 未だ消えないタトゥー入れて 切れ味悪いカミソリみたいな 嘘ついた 愛して憎い 好きして嫌い 学の足りない赦しを乞う ただ隣で またふたりで 途方もない声で今日を強請っていた もう意味ないけどさ 軽いめまいで踏みはずす 意識と 無意識の将来を ねえ どうしたって 泣きじゃくる僕が君を選ぶ わかりきった悪夢に 目覚めないふりして僕は どの治験も通らない 毒を夢や愛と見紛った 例えどんな事象が 逆さまになるとしても 信じ合った記憶と 片や 君は目を細める猫だ もうどこかの猫だ 教えてシュレディンガー もっとわかる言葉で もっと目に見える根拠で もっと僕を否定して