明日はあるのか誰も知らない部屋 黒に染まり冷たく手 もう会わぬそなたの瞳は 色を失い空へと消えてゆく 風が貴女の名を呼んでいる 返事することはもう無いと言うのに 花の簪を挿した貴女 目も当てられず頬を染める 時は戻らない心の穴は塞がらない 明日はあったが何もない世界さ 愛も嫉妬もすべて君が 教えてくれたでも君は 色を失い空へと消えてゆく 空の上から眺める景色 返事することはもう出来ないけど 花の簪を挿してくれた 赤くなる頬が可愛くて そんなに悲しまないで 私は幸せでした 明日は来ないが悲しくはないさ 華を添えながら泣く時雨で隠れた 目から出た汗は 色を失い空へと駆けてゆく 明日はあるのか誰も知らない部屋 黒に染まり冷たく手 もう会わぬそなたの瞳は 色を失い空へと消えてゆく 明日はあるのか誰も知らない部屋 黒に染まり冷たく手 もう会わぬそなたの瞳は 色を失い空へと消えてゆく