てらてら揺れる クロスロード光るブルースの CD。 「人の最高はミュージック。 最悪は渋滞中さ。」 ざらざら振れる メトロノームのワイパー いつものレイニー 「まだ先は長いから 話でもしようか。」 「死にてぇ。」 ボヤく。 スマートフォンではヘイター。 「あいつもきっと美人と金が空から 降れば 明日も笑って生きてく。 面白いのが、 あの時唾を吐いたことすら パッと忘れるのさ。 忘れたふりするのさ。」 死神の唄 死神の唄が始まる前に 皺を伸ばして! 名目はハイライト。 照らす月が奇麗で。 優しい彼女が首吊った理由の 興味なんて無くとも。 鼻を抜ける雨だけは 例え名前が見えなくとも。 てらてら揺れる 衒う衒うステイト 気が触れる あんた目掛けて生首蹴飛ばして てらてら揺れる 火が火が消える 今消える 澄ました顔が引き攣るとこが見たい 自殺幇助の歌ばっか歌って 金儲けしてるアーティスト。 「目の前に居ないものは全て空想」 だと刃を刺す。 きっと誰かが死んだって笑って 裏では誇れんことやってんぜ? ペラペラ中身無しのラブソング。 腐る心で金募る道具。 だらだら回る。 ペットボトル捨てる一欠片の倫理。 飛ぶ鳥跡を濁さず。 人に翼は無いのさ。 面白いのが どれだけ時計が前に進んでもずっと 後悔、未だ先立たないまま。 あーあ。笑。 死神の唄 死神の唄 死神の唄 死神の唄が始まる前に 面を剥がして! 三途の川の水面に映る 残された憎悪。 鬼宿る顔。 小さな背中。 謝罪はいらない。 分かっててそれを選んだんだろう? 泣きながら振り返るお前を 俺たちは押してやるのさ。 泥のような温い手で お前の背中を押してやるのさ。 瞑目はハイライト。 照らす月が奇麗で。 涙の彼が叫び続ける理由の 意味なんて無くとも。 鼻を抜ける 雨だけは あんたが俺を知らなくとも。 てらてら揺れる 衒う衒うステイト 気が触れる あんた目掛けて生首蹴飛ばして てらてら揺れる 火が火が消える 今消える 澄ました顔が引き攣るとこが見たい 取り返し付かず 皺と面も消えず 火は揺れる あんた目掛けてこの手を伸ばして てらてら揺れる 火が火が消える 今消える あんたの番だ 転がる顔が見たい