君の行方を辿って あれから何年? 下書きの様な日々が続く僕の人生 思い出す度にアルバムを眺めて 大人になった君を思い浮かべていた 二度と出来ない初恋を 捧ぐ君はもう誰かのもの 光る画面を擦っても 出てくるのは 顔も見知らぬ人たち きっともう再会を 果たせる時が来ても もう会わない 失望するのが怖いんだ 君の行方を辿って 虚しいだけ 惰性で許した恋は 全て捨ててきたよ 思い出に縋る僕は独りきりで 手を伸ばしている 夕暮れの中の君へ 二度と出来ない初恋を 取り返すことはもうやめにしよう 爪を齧った唇で呟いた どうか幸せでいて 君の行方を辿って あれから何年? 下書きを塗り替え始まる僕の人生 思い出す度に 開いたアルバムを閉じたら また同じ様にいつか誰かを 好きになれる日をずっと探している 今更戻れない 想いはそのまま 今なら言えるさ さよなら