光化学スモッグを飛び超えるんぜ こんな物憂さな 通りにいて 遠く雲を分かつほど 息を止めて 差し込む光の下 朝はきぬ とんなけ苦楽が あいわかるんぜ ほんになまくらな 恋の後 遠く海が割れるほど 見つめてみて あらわれた道の先 朝はきぬ ひどくひどくひどくひどく それは何? 大変な速さ やたらめったらとちぎれちぎれ 花をどっさり積んだ車 妙に笑って はやくはやくはやくはやく それは何? ぶんなぐられて 芍薬、芍薬、夏の雲は芍薬 うつろう季節を蹴りあげるんぜ ほんに芳しの蜜あびて 溶け出した災いに 子守唄を 生まれくるその人に 朝はきぬ 遠く雲を分かつほど 息を止めて 差し込む光の下 朝はきぬ 朝はきぬ 朝はきぬ