洗い立ての黒い髪が馨って 今にも飛んで行きそう カシス色に染まった爪 潤んだ二人の粘膜みたい <♪> 悪いけれど葡萄酒ならば 自分の口唇ダイレクトで グラスよりも其の御口に 注いで載きたいのだもの 「始めませふ安易な位置づけ 属隷の興行 簡単な選択 わたしは今夜 唯 攻められたひ」 <♪> 類稀に理由もなく 平伏すだけの場合が有るの 近い様でも他人である それ以外何も無い寂しさ 「辱めて 小粋な言葉で 匂はす首 強引な仕草で 捩ぢ伏せて 増歪懸けたら 揺蕩ふ布 簡単な選択 わたしは只現在 あなたが依々」 <♪> 蜷色に埋もれども 雑じり気なき身 「辱めて 小粋な言葉で 匂はす首 強引な仕草で 捩ぢ伏せて 増歪懸けたら 揺蕩ふ布 簡単な選択 わたしは只現在 あなたが依々」