"12時にシネマテークにて" 書き置きに託すテレポート バスタブに浮くシザースが 泡に刺さる頃 汚れた川の左岸には 一際目立つ青いコート! 忘れてた愛の規律が胸に刺さる頃 君が食べた甘い嘘が 夏に溶けた俺のハートが 忘れた頃に凍ってさ 湿り出すよ ストロベリーのさ 潰れた味のような 資本主義に襲われた! スクリューボールが(廻る) 君が吐いた甘い嘘は この世界に意味を生んだ ジガ・ヴェルトフと 赤いネッカチーフの少年と "14時にル・セレクトにて" 悲しみに暮れるヘリポート 秘められた愛の輪舞曲が街に捧ぐ頃 言葉は苦くて 少し甘いだけさ いずれ全て消えて夢の中へ ストロベリーのさ 潰れたジャムのような 冷たい味に抱かれ 浪漫飛行へ "15時にシネマテークにて" 薫る煙が目にしみる 「賭博師ボブ」が掛かる 暗闇を抜け出して 汚れた川の左岸には 一際目立つ青いコート! 忘れてた愛の暗号が胸に刺さる