あこがれていたものを いつの間にかキミは 手にいれたことすらも 感じなくなるんじゃないのか ひさしぶりに見た映画さえ 素直に見れず 主人公の悲劇に自分を 重ねたりしながら ふいに開ざされし世界に 足を踏み入れたくなるこの頃 泳ぐ ひとり 泳ぐ 自由を楽しんだら 奇跡は不安定なカーブを 描くのだろう 進化しない魚は何を思うのか うらやましく大地に 目を向けたりしているのか それが時間だけ費やし なにも変わらなかったとしても 泳ぐ ひとり 泳ぐ 自由に楽しんだら 左手の時計が私の脈を刻む 知らなくていい事や、 知りたくもない事が、 邪魔になる時は 泳ぐひとり泳ぐ 自由を楽しんだら 奇跡は不安定なカーブを 描くのだろう