あなたと同じ匂いが指からした ただ真似て あなたを分かりたかっただけだった あなたと同じ匂いが指からした 嫌だ、 この匂い私好きじゃなかったのに あなたと離れた後に 匂いがしなくなるのは 三番線のホームから出た 各駅停車の電車の中 あなたの頬を伝っていくその涙は 私まで騙し通せると思っていたの? あなたの匂いを私全部覚えているよ 未だに部屋に残っているのは あなたが欠かさず持っていた キャメルの空箱 あなたの匂いと 私きっと離れられないのに 忘れようなんて思っちゃって 本当私馬鹿だな ただあなたを側に置いていたかった 不器用な私だから 目先のことすら見えなくてさ 思い出すのもやめられないのも 全部私のせい 不器用な私だからあなたの愛に 気づけなかっただけかな? いや愛なんてあったんだろうか? あなたを思うと 私全部どうでも良くなってしまうの 部屋の煙たさも 溢れ出そうな灰の山も 指先の匂いも嫌いじゃなかった あなたの匂いを私全部覚えているよ 未だに部屋に残っているのは あなたが欠かさず持っていた キャメルの空箱 あなたの匂いなんて 私ずっと離れられないのに 忘れようなんて思っちゃって 本当私馬鹿だな ただあなたを側で感じて痛かった あなたと同じ匂いが指からした 嫌だ、 この匂い私好きじゃなかったのに