まちの秩序は ぼくの躯よりも早く 歪み出した 劈(つんざ)くように 謳うように 闇が押し寄せる音がするんだ 悲しい過去も 失うユメも 数知れず 人知れず 心剥がれて 仕舞う前に そっと 呼び止めて 僕の事を ヨミガヱリ ヨミガヱシ 幾千の 通せんぼ 浮き世 憂き夜 嘘も真実も大差ないよ チグハグだったぼくらの カラダ 心拍数 数え合った ささめくような キミの躯 繋がり合えるような気がして 時間がないの ヒトの継ぎ目も 曖昧なままの輪廻 「その悲しみも 嘆きも全部 受け止めてあげる」 キキカイカイ そうかい ぼくは そろそろ 行かなきゃいけない時間なのかい? 大丈夫 もう キミは オニじゃない ぼくがオニになった だけなの 危機回避 散々 浮き世改竄 日に映えた紅色の果を 大丈夫 "きっとまた、会えるから" どうかすくわれた結末を下さい 解、差異、壊、怪? まちの秩序は 僕の躯よりも早く 崩れ出した 蠢(うごめ)くような 修羅のような 闇をばらまく音がするんだ 理不尽すぎた 例えば其んな 物語 手繰り寄せて 黄泉から還り "読み"から返し もっと強く ぼくを魅つめて ヨミガヱリ ヨミガヱシ 幾千の 通せんぼ 浮き世 憂き夜 溺れたぼくの躯じゃ 世界を すくう事など出来ないけど 揺らいでも善い ぼくの声を 掴んで 最後の問題(ゲーム)を終わらせよう キキカイカイ そうかい ぼくはそろそろ 行かなきゃいけない時間なのかい? 大丈夫 さあ 涙を拭いて 描いてた日々を 取り戻そう 起死回生 シタイ事も 出来ないけど この想い 伝わりますように 大丈夫 "きっとまた、会えるから" どうかすくわれた結末を、どうか― たとえ繋いだ この手が離れても サヨナラなんて云わないから 朝日に映えた紅色の因果を キミは笑って魅送れば善い 躯のないぼくを魅送って 次は キミが手を差し伸べる番だ たとえ繋いだ この手が離れても "大丈夫"だと 約束してくれる かい、彩、回、再、会―