失くした物語を いつか思い出して 話したら少しは今を上手に 歩けるかなぁ… 浮かんでは消えていく 追憶の中に生きたくないと 君は僕に微笑みながら 小さな背中を震わせる 愛しさを形づくっていく 二人のすり減らした時間 それは陽炎のように脆く 掌をこぼれ落ちていく シルエット 黒さの中に色を落とすこの光は 僕達を照らす最後の 君の優しさなの…? 見えてたはずの場所が 過去に縛られて遠ざかる 叶うのなら教えて欲しかった あんなに許した嘘だから 過ちを繰り返した日々も 確かなぬくもりが包んで 悲しみの駆け引きとも知らず 僕を浮かび上がらせていく シルエット <♪> 滲ませた涙は誰の為 抱き締めた痛みは誰の為 あまりにも緩やかな時間が 鮮やかだった色をなくして 愛しさを形づくっていく 二人のすり減らした時間 それは陽炎のように脆く 掌をこぼれ落ちていく シルエット もう戻る事ない二人の シルエット