10才の頃小さな私は 解けない悩みがあると 悔しくて泣きながら眠った そんな夜もあったもの 学校からの帰りの道で すれ違う学生たち 白いソックスと革の靴が なんだか大人に見えて不思議だったよ 17才の頃も今では なつかしい思い出なの あんなに大人に見えた歳も 自分じゃそうは思えない 人を受け入れてくってことと 受け入れてもらうことが うまくかみあわないままなぜか 胸だけが熱くなった 今どこへ今は自分で 今は何を探せばいいのか さっぱりわからない 悩みさえもからっぽ きっと心が きっとひとりじゃ きっと栄養失調なんだ ひどくもどかしいよ 誰かと出会いたい 苦しい出会いでもいいよ 23才の忙しい日々 何かが足りないんだね 情報はこんなにあふれていて 世の中は便利なのに 日陰に干された洗濯物 部屋に置いてくかすみ草 声を出さないものたちだって 何かほしいと言っている 今どこへ 今はいつも 今はどこかへ 向かう途中なの? さっぱりわからないってことだけわかるの きっと心が きっとひとりじゃ きっとやせっぽちになってく 耕すことをしなくちゃね 喜びわかちあい 大声で笑いたい 誰かと出会いたい 苦しい出会いでもいいよ