♪ ボタン一つでさ 全てを元に戻せるとしたら 私は傷つけた事も忘れて また君に出会ってしまうのだろう ああ地球の電池が 後何年保てるかなんて 気にしてる暇もない私は この狭い世界さえ守れずにいた エンジンをかけてから ずっとまるで水の底 夜の蒼さが涙でぼやけて… ハンドルを握る手は 余りにもぎこちなく 葛藤の海の中を漂って 少しも前に進めないの ♪ 「人の評価なんて様々だから 完璧なものはひとつも存在しない」 誰かが私にそうつぶやいたのさ ああ短い命だ 雨だろうと蝉は黙らない 誰にでも役目があるから この狭い部屋にも明かりが灯る ワイパーで涙ぬぐって このまま遠くまで ヘッドライトに行く手を委ねて… ハンドルを握る手は 余りにも頼りなく 後悔の森の中を彷徨って 鳴り止まぬクラクションの叫び ♪ エンジンをかけてから ずっとまるで水の底 夜の蒼さが涙でぼやけて… ハンドルを握るのは いつだってキミだった 何も恐れるものなどない瞬間 そこには確かにあったよ 「完璧なもの」があったよ ♪