ニュースの合間に寝息が聞こえる 期待したよりずっと静か 弦を爪弾けば盛者がまやかし 思えば遠き日結った髪も 手を繋いで居て 悲しみで一杯の情景を握り返して この結び目で世界を護るのさ 蓮華の咲く頃柑子は実らぬ 期待するのは勝手だと云う 殺めないでと 憎しみで一杯の光景を睨み返して その魂を果敢に解くのさ 「夢を見る拙さか」 麗しき寝顔に問う 手を繋いで居て 喜びで一杯の球体を探り直して この結び目が世界に溢れたら ただ同じときに遭えた幸運を 繋ぎたいだけ この結び目で世界を護るのさ 未来を造るのさ