遠ざかるように 枯れゆく理想の果ては 爪を噛む未来だった かけがえのないこの苦しみが 消えないこの痛みが 胸を焦がしてゆく その声に 触れられるのなら これ以上 願うものは無い 揺れる火を絶やす影を恐れたまま 立ち尽くしている 君を乞う夜に このままでずっと 眠れないような 愛を綴るのさ 君の無い夜に 幽かにくすんだ その日々は 枯れぬ花のよう 微笑む君の瞳に映ってるのは 許されぬ未来だった 際限のないこの哀しみが 愛しいこの妬みが 僕を焦がしてゆく この愛に 溶け合えるのなら これ以上 願うものは無い 暗闇を縢る 答えは言わないで 夜に溶けるまで 月を乞う夜に 歪んだ理由が 聴こえないように 耳をふさぐのは 突き刺した愛に ひび割れたような その声が 僕を誘うから その声に 触れられぬのなら これ以上 綴る意味は無い 揺れる火を絶やす影を恐れたまま その日々は消えてしまった 風に舞う愛を 漂わせそっと 艷のない声に 指をかけるのさ 叶わないような 夢だとしたって 構わない 心焦がした 燃える雪のよう