鈍い黄色の夕陽が 染めた公団のむかい ブランコさえない公園で ぼくらははじめてキスした もう ぼくら以外のこと ほんとにどうでもよくて ぼくが描いた自分は ただ君のためにあった ぼくにだって それくらいはできると思ってたんだ 君のこと苦しめる 寂しさのひとつくらい ぼくが側にいて 君を抱きしめればいい "そう、きっとうまくいく…"って マヌケなぼくは言った 君の言葉のひとつひとつ 思い出して集めても ぼくじゃ たぶん 見つけられない 君のなにもかも ひきうけるつもりでいた そんなこと出来もしないくせに… 守れない約束で ぼくらは傷ついていった 君のことで消耗していく 自分が嫌いじゃなかった ぼくのやさしさって きっと君のためじゃなく 悲劇のヒーロー気取った 見せかけのくさった心 ぼくが世界でただひとり 君を救えると思った ばからしいって 笑われても… ぼくらの思いだけは きっと永遠だと言った それだけは信じていたんだ… 君の言葉のひとつひとつ 思い出して集めても ぼくじゃ たぶん 見つけられない 君のなにもかも ひきうけるつもりでいた そんなこと出来もしないくせに…