帰れない星空に 描き足した夢を 抱きしめ 夢中で過ごした夜の片隅に 紡いだ音を なぞって 時を重ねる理由を知れたなら 全て やり直せるかな きらめく記憶の色彩は あなたをいつも纏ってる きっと 巡り逢える気がしてた ありふれた言葉 繋げても叶わずに 色褪せてく景色と二人の影 もう帰れない星空に 描き足した夢は 夜明け前の傷跡 微睡む朝焼けに 導かれるように ずっと僕は 止まった針 見つめて 見知らぬ街の空気は楽しげに 憂鬱な日々を語る -不意に、祝砲が悲劇を告げる。 望んだ未来は絵空事 冷たい夜風が二人を別つ 結局伝えられないまま 黄昏に憧れてたのだろう そんなありきたりな恋 飽きずに求めてる 時間は無情に溢れ落ちてくのに 果てしなく揺れる想いに あなたは呟く 誰のせいでもない、と 「素敵だね」って少し 濁して答えた 後ろ姿 握りしめた指先 限りなく青い自由は いつも残酷で 変わらない過去を掠う それでも 切なげに 季節は歌うの だから僕は 続いてゆく もう帰れない星空に 描き足した夢を 抱きしめて眠りたい 微睡む朝焼けに 気づかれぬように 綺麗なまま 幻だけ 見つめて