揺らいだ 目の奥確かに隠している 不意な空想が風よりも急かしている 二人では まだ話し始めていないのに 独り言に慣れてしまったみたいだ 外れ出した当てに 見事に体を成す際は派手に それでも距離まだ増すばかり そこにまた一つ差す明かり 寒さに乗じて隠した思い 雪にもなりきれない雨に 幾重にも重ねた頃には どれも興味を無くしているわ 気分次第で音に乗って踊る 君の心開いて 忘れ去った日の答えを導き出して 重ね合って泣ける夜を 一度描いてみたいね 群青に眠る空の下 雪の降った日の夜はやけに明るい 起こさないように少し咳をした 音が無い夜に外を駆けるような 夢を見たい オチなど無い 舌先なぞる優しさは苦い 寒さに比例して上がる解像度 これまで過ごした日々の勘定を また一人去っていく中 人は流れ着いて涙 悲しいはずの罠 あなたに迷わせる度 こんな冷たくて見えないのに 焦り探すの分からないのに 右手だけは温めて夜に一人待つよ 絡み切った二人 凍り錆び付いた鎖 話に疲れて あまりに辛いね 飾り切った二人 悲しみも終わり 新しい明日までの列車が呼んでいる でも繋いで数え待って 終わる日々はここには無くて ただ目合って 語る意味は共に分かって それはまるでおとぎ話の中みたいで 嫌いで 気分次第で音に乗って 踊る君の心開いて 忘れ去った日の答えを導き出して 曝け合って明ける夜を 一度描いてみたいね