泣かないで 溢れ出す涙を拭いて 去(い)かないで あの夏は夢 現在(いま)は想い出に残るひととき 涙色した貝殻に 熱いため息が出る 恋の行方(ゆくえ)も知らないで アイドルみたいにシビレてた Ah, それはせつないだけの Long Vacation 優しさも裏切りも身体(からだ)ごと 受け止めて 波音に揺れながら Ah, 愛されてた 泣かないで 何もかも心せつなく 去(い)かないで 太陽の下 口づけを交かわす夏のまぼろし 君と遊んだ海岸で 夜毎(よごと)面影を見る 波が脱がせたハイヒール 生命(いのち)の限りに 口説(くど)いてた Ah, きっと忘れるためのLong Vacation 陽に灼けた頬(ほほ)寄せて 悪戯(いたずら)に搦(から)み合い 抱き寄せた胸元は Ah, 恋に濡れた 抱きしめて もう一度だけ俺を見つめて欲しい 黄昏(たそがれ)て 渚のステージに 月明かりだけがついて来たのさ あなただけを 誰かが落とした 麦藁帽子が 波にさらわれて 夏が終わる 泣かないで 太陽の下 遠いまぼろしの恋をしたのさ あなただけを 愛し続けて 想い出に あなただけを