千年も二千年も俺たちはすれ違いを 続けまた繰り返す 苦味がぶり返す かりそめの約束 ままならぬ安息 願わくばありふれたいつもの日を アンコール 今日も日が暮れる西の空は儚げ 憂鬱を飲み込んで東に待つ朝焼け そこにある自然と呼吸合わせ返答 俺たちはここにいる 同じ命を生きる 川辺の恋人 手を繋ぐ母と子 風そよぐ新緑と野に咲く花模様 当たり前の営み それぞれの物語と 宝物を抱えて暮らしているお互い 灯達が漏れる窓の一つ一つに ありふれた献立や軽口が色づき 幾千幾万通りの表情が 生まれては眠り 明くる日を飾ってく あまりにも尊い 全てが一瞬にして 灰と帰す愚かさを眺めてる画面越し 俺の手は短く 心がつまされて 祈りを込める中に答えをまだ 探してる 想いが先走りいき違う物事 話し合ってすらいないこのことや 諸々 同じ月を見ているこの世界の片隅で あきらめを超えて今言葉を紡いでく あたり前の暮らしが 千代に 八千代に 続きますように そこにあり続けるあの月のように 輝きを放つ それぞれのストーリー 数多ある願いが ほだされぬように 一人 ひとり宿る 灯を取り出だし 真っ直ぐに見つめてる あの月のように 輝きを放つ それぞれのストーリー わかりあうことが俺たちは不得意 不都合に寝たふり 不確定な嘯き 煙に巻くような空気がまた目隠し 歩みよりはいまだに 傷だらけの手探り ポストにぶら下がるネガティブな 文字列 欲してるものは何? 寂しさが覗いてる 得も知れぬ不安を抱えてるもの同士 ポケットにしまいこみ行き交う 大通り 平凡を温め耐え忍ぶから風 誰かを愛しく思う背中には黄昏 悲惨の二文字をこの世から 無くそうと 気恥ずかしいほどの夢でも語ろうよ 言葉は時にナイフ それよりも毛布に 温もりを添えて 口にすれば音符に 嘲笑う雑音にかき消されようとも 泥にさく花のように誇らしく 奏でたい 変わるべきは政治 もしくは人なのか ニワトリか卵か 始まりは俺なのか 脇役のテックたちは日々続ける進化 主役の俺たちは歪みあってる場合か 絡まり わだかまり 繰り返し続く争いも 溶かすような語らいを重ねる彼方に あるはずの笑顔と交わし合う盃 かけがえのない人と迎えたい暁 あたり前の暮らしが 千代に 八千代に 続きますように そこにあり続けるあの月のように 輝きを放つ それぞれのストーリー 数多ある願いが ほだされぬように 一人 ひとり宿る 灯を取り出だし 真っ直ぐに見つめてる あの月のように 輝きを放つ それぞれのストーリー