昔の僕はヒーローになりたくて 怖いものなんてなくて 気付きたくなくて ため息をついて 僕にないものばかり目について 諦めたくなってしまって 気付いてしまった ただ幼かった 時が鎧のように 重みを増して 僕を守るけど 全て脱ぎ去って 身軽な僕に 意味があるかなんて分からないけど 夢に見た未来を 探しに出かけよう 怖がらないで 誰かのためじゃなくてもいいから 僕は僕のためのヒーロー 涙をこらえて 自分と戦う 明日笑えるように 自信なんてなくてもいいから 僕を救うためのヒーロー 信じているならきっと上手くいく あと一歩だけ行こう あと一歩なら行けるさ 誤魔化すことに 妙に慣れてきて 戸惑うことなんてなくて 気付きたくないんだ 何者になれた? でも ひとつ、またひとつ 思い出になっても 諦められないこともあって 思い出にしたくない まだ夢のまま 時が鎖のように 動けないように 僕を縛るけど 全て解いても臆病な僕が 何もできずに立ちすくんでも ゆっくりでいいから 視線を上げて 足を踏み出そう 誰かのためにはなれなくても 僕だけが知ってるヒーロー なにより優しく 弱さを知ってる 完璧じゃなくても 辿り着いた先にあるのが 理想とは少し違っても 光があるのをまだ感じてる あと一歩だけ行こう あと一歩だけ 昔の僕が憧れたのは 立ち上がり続けるヒーロー あと一歩だけ行こう その一歩で変わるさ