なつのね 風鈴の音や りんりん 風を呼んでる 役所勤めの お前は 気だるく うちわを仰ぎ 暑いなぁ 暑いなぁと 暑いと 乾いた 花に 水やり 水やり 満足そう 琵琶湖を 望む夕日や ごうごうと、5時の夕立ち やっこをつつく お前は 今日の一日、何げに話し 笑う 笑う 笑い 悲しむ 全てが 重なり 重なり 言葉は 言葉は なくなっていく 嵐のような 燃える火のような ゆれる気持ちは 陽炎のようで すくうことの できぬ想いを 暑い日差しで 溶かしてしまえ あぁ 全てお前に用意した夏、 全てお前に用意した夏なのです 嵐のような 燃える火のような ゆれる気持ちは 陽炎のようで すくうことの できぬ想いを 暑い日差しで 溶かしてしまえ あぁ 全てお前に用意した夏、 全てお前に用意した夏なのです