Track by宮城 まり子
紅い夕陽が ガードを染めて ビルの向うに 沈んだら 街にゃネオンの 花が咲く 俺ら貧しい 靴みがき あぁ 夜になっても 帰れない 墨によごれた ポケットのぞきゃ 今日も小さな お札だけ 風の寒さや ひもじさにゃ 馴れているから 泣かないが あぁ夢のない身が つらいのさ 誰も買っては くれない花を 抱いてあの娘が 泣いてゆく 可愛想だよ お月さん なんでこの世の 幸福(しあわせ)は あぁ みんなそっぽを向くんだろ