まるで見えていないかのように 透明人間 目の端にだって 置いてやるもんかって感じ 取り柄のない私はどこに行くのが 正解なのか 今考えてるよ 引き取り手のある触れる世界を まだ心の準備は全然出来てないよ ただ今は何にも追われず 屋上から飛び降りてみよう 私 ちゃんと 助かりたいよ どうしてこんなに空は青いの 見つけてよ 今空を飛んでるの 透けて 透けて 透けてるからみんな 見えないの なんて嫌だ 見つけてよ 透明なんて なりたくないよ 透明な私はどこまで続くの いつ落ちてもおかしくないよね どうせなら 世界にいじわるするまでは このままでいいかもね 空を飛ぶのはもう慣れた 地に足着いたら崩れるかも 歩くってもう忘れたかも まあいっか ああ まあいっか まあいっか まあ よくないんだけどさ ただ少しの好奇心だって気付いてよ 在ることを証明したくて 屋上から飛び降りてみた 私 ちゃんと 助かりたい 私 ちゃんと 助かりたいよ どうしてこんなに空は晴れるの 許してよ 背中を押さないでよ 消えて 消えて 消えてくから 最後 もう一度 少しだけ 握ってよ 掴んでよ 見えないの なんて嫌だ 見つけてよ 透明なんて なりたくないよ