大切に育ててた 花が咲かなくて その日は泣けもしなかった 「好きなモノ」がなくなるみたいで 蕾みを見るのが怖かった そんな僕の ところに またひとつ… ある昼過ぎの冷たい風とは うらはらに光輝く太陽 いつもと少しちがう 午後の 始まり ただの風景 ただの人混み ただの道 そんな中 光に照らされて 僕の目に映ったのは 小さな種 いつもなら 通り過ぎていたはずなのに 僕はそれを手に取った 大切に育ててた 花が咲かなくて その日は泣けもしなかった 「好きなモノ」がなくなるみたいで 蕾みを見るのが怖かった そんな僕の ところに またひとつ… 両手の中には あたたかい種 咲かせたくて あの蕾の横に そっと植えて必ず咲くように たっぷりの 水をあげて きっと新しい 朝が来ることを信じて 花が咲くのを待った 運命でも偶然でもなんでもいい 今僕が出来ることは 君という種を見つめて 愛することだけなんだから 今度は終わらせない だから笑って 笑って… 笑って… 笑って… 笑って…