いつもあなたは わがままで 甘えていた僕を 厳しく叱り 時には優しく 包んでくれた そんなあなたの愛だけで 何もできない僕が 生きてこれた 今日まで 遠く離れて 暮していても 忘れはしない あなたのことは ある朝 目ざめて ドアのすき間に はさまれた 一通の手紙 筆無精だった あなたなのに 電話でも 済むことなのに 元気にしているかと 僕を励ましてくれる 見えないあなたの 親心(こころ)が伝わる 涙が落ちて 文字がにじんだ あなたは 優しさの中にも 人生の厳しさを 教えてくれた あなたは僕に 全てのものを 惜しみなく 与えてくれた 縛りはしなかった おまえの道は 自由だと けれど心だけは 貧しくなるなと あなたの言葉 今も信じて ゆこう この道