揺れる電車の音 景色は流れている 白と黒の車を数えながら 煙突が吐き出した煙は穏やかに 雲に届かない高さで溶けていく この星は素晴らしい そういうものらしい 足りない頭でも 何となく解るのさ イヤホンから漏れる声 腕を組み目を瞑り おめでとう 君こそが主人公 あの街にあるらしい あの人が居るらしい ここから出られたら 生まれ変われるのに この星は素晴らしい そういうものらしい 景色が止まったら 僕も急ぐから そこで待っててよ たどり着くから 世界の果てから 何が見えるの 少しの嘘を書いた手紙を 夢の続きと終わりを見たかったよ つらい日々をもがいて抉じ開けた 明日にはもっと素晴らしい日を 本気で思っているんだ