誰もが自由に空を 飛べるわけじゃないと 知りながら両翼をばたつかせる 宛ら首を絞められた鶏のようで とても滑稽な 地獄絵図でした ただキレイ事をいう君とは違うの 真実はいつも刃を突き付ける 悲劇のヒロインごっこは もう飽食気味 夢という猛毒に冒され 盲目になったのね 白すぎるつばさでは すぐ傷ついてしまうから それで強くなれるのなら 少しくらい汚れていた方がいい 黒く染まりゆく背中の羽根は 闇を羽ばたくことを恐れはしない 全てを受け止める黒いつばさは 誰にも負けたりはしない 影のないところに光はないから そうやって自我同一性が 保たれるんです ただキレイ事だけじゃ 世界は回らない 嘘の人格も 全て自己保身 自分が大好きなんです 白すぎるつばさでは まぶしすぎて見れないから それで受け入れられるなら 少しくらいくすんでいた方がいい 誰もが 羽根を持って生まれ堕ちた その瞬間から何かが欠けている それを埋めるために 人を好きになれるなら もう 何も要らない 大地も空も 魚も鳥も 正義も悪も 嫌いも好きも 光も闇も 私も君も 全て答えで 答えじゃない でもね 白すぎるつばさでは 闇を受け入れられない 全て黒で包み込んで 肯定できたら それは幸せ 黒く染まりゆく背中の羽根は 闇を羽ばたくことを恐れはしない 全てを受け止める黒いつばさは 誰一人傷つけはしない 誰もが 羽根を持って生まれ堕ちた その瞬間から何かが欠けている それを埋めるために 人を好きになれるなら もう 何も要らない