薄曇り 君はいつもの帰り道で空を仰いで 生ぬるい風に包まれた 今ならまだ間に合うのに 夜の隙間から溢れる 星屑を拾い集めた 時計の針も歩みを止めたから 走り出せるだろ クチナシの歌が 鳴り響く夜に 電柱にぶら下がる愛の言葉を一つ 持ち帰る 雑に置かれた花瓶の中に君の声を 閉じ込めた 夜の隙間から溢れる 僕らは魔法も忘れて いつの間にか風向きも変わるから 伝えられるだろ 何も知らないあの頃のように Night And Day 降り積もって こんなんじゃ眠れないし Night And Day 道端にうずくまった猫のようだ Night And Day 振り解いて 破り捨てた 手紙握って 君の声を思い出している